« 青葉茂る季節 | トップページ | 霧にけむる大菩薩 »

2012年7月 3日 (火)

忘れちゃいけないこともある。

「きょうりゅうや通信」の準備をしていたら、先月・6月のあとがきに書いていた金環日食のことを鮮明に思い出した。

以下、一部転載 -------
先月21日(月)の金環日食は、ご覧になりましたか。
雨が降ったり、厚い雲に阻まれたりといった天候の影響で見られなかった方、朝の忙しい時間帯で見ることのできなかった方、興味なくて見なかった方も、ニュース映像などで、珍しい天文現象をご覧になったことと思います。

私は、早めに手に入れた日食グラスを使って、太陽を少しずつ覆っていく黒い影をワクワクしながら楽しみました。
明朝
(6/6火)の「金星の太陽面通過」http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20120606-venus-tr/index.htmlも見ようと思っていたのですが、残念ながら関東地方は雨の予報です。
-------- 

金環日食をあんなに興奮して見てから、ほんのちょっとしか経っていないのに、もうはるか前のことみたい。
誰だったか、「ヒトは忘れるから、生きていける」ってなことを言ってましたが、「忘れてもよいことと忘れてはいけないことがある」って思うのですよね。
だから、「忘れてはいけないこと」は、くり返しくり返し思い出すようにしてます。

6/11に原田正純さんが亡くなられたと知り、岩波新書『水俣病』を読み返しました。
メチル水銀を含む工場廃水を水俣湾、不知火海(八代海)に流し続けた加害企業、新日本窒素肥料(現チッソ
)と国の対応、水俣病の症状に苦しんだ住民のみなさんの惨状と医師として患者さんに寄り添ってこられた原田さんの姿勢に、いろいろな感情が沸き起こります。

1972年出版なのですが、昨年の原発大震災の東京電力と国の対応、避難された住民・避難できずにあるいはせずに苦しんでおられる住民のみなさんの姿が重なってくるように思われました。
認定申請の締め切りという措置をめぐって、当初の激烈な症状のみが取り上げられ、見過ごされていたさまざまな症状に苦しむ患者さんを発見するための集団検診が、つい先月行なわれたばかり。1956年に発見された「水俣病」は、いまだに終わっていません。

120521

金環日食の日(5/21)に撮った「くわの実」。

養蚕の「カイコ」が食べるのが、このクワの葉っぱ。小学生のころ、飼いはじめたカイコに食べさせるために、大量の葉を探して駈けずりまわりました。
葉を食べる「シャリッ、ショリジャリ」といったすごい音をたてながら、みるみる葉脈だけになっていくのに、びっくりしたものです。

でも、この甘酸っぱくで、おいしい実を知ったのは、おとなになってから。
うちのカメさんも喜んで、はむはむと食べます。

|

« 青葉茂る季節 | トップページ | 霧にけむる大菩薩 »

きょうの気づき」カテゴリの記事

生きもの・植物関連」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/536186/55110332

この記事へのトラックバック一覧です: 忘れちゃいけないこともある。:

« 青葉茂る季節 | トップページ | 霧にけむる大菩薩 »